Perlがくしゅう帳(Rubyも)

プログラミングの勉強会の参加記録や学んだことなど。 twitter ID : @tomcha_で活動しています。 最近は主にPerl関連の勉強会やコミュニティに参加しています。移転前のブログはこちら->http://ruby.doorblog.jp/

育児パパを経験して得た知見とおすすめアイテム その3

子供が産まれて早いもので約7週間が経ちました。
育児休暇の過し方のペースも割と慣れてきました。 当初育休は1ヶ月しか申請していなかったので、職場復帰が近づいた時はもうどうなる事やら不安と絶望しか(絶対無理、詰んだと思いました)ない状況でしたが、育休を1ヶ月伸ばす申請が通って、なんとかここまできました。

子供に大きなトラブルはありませんでしたが、妻と2人で親の力を全く借りずに2オペで育児するには、最低2ヶ月の育休(余裕を見れば3ヶ月)は必要だなーというのが今の知見です。もし第2子が産まれるとなれば、3ヶ月の育休を申請しようと思っています。

生まれる前の目論見では、もうちょっと余裕があって、せっかくの長期休暇だから少しくらいはプログラミングの勉強とか出来るかなーと思っていましたが、甘い甘い考えでした。とにかく最初の一ヶ月はまっっっっっっっっっっったく余裕はなく、家事、オムツ、ミルク、寝かしつけだけのルーティーンであっという間に過ぎました。3時間おきにミルクのルーティーンといっても、3時間余裕の時間がある訳ではなく、ミルクを作る準備、飲ませる時間(これもグズると即延長)、哺乳瓶の洗浄と煮沸、飲ませた後もすぐ寝る訳ではなく寝るまで抱っこしてあやす時間が必要で、実質インターバルの空き時間が1時間の状態でした。そしてこの1時間の間に通常の家事や仮眠をとっていたので、余裕はまったくなかったです。

そして1ヶ月半くらい経った頃から、様々な便利アイテムやサービスを駆使して、ようやく週に1度はAtCoderへの参加と、深夜のスキマ時間にPaizaのスキルチェックが出来るようになりました。

まず、とても重宝しているのが水を宅配してくれるウォーターサーバです。
ミルク作りには70度のお湯が必要なのですが、ティファールとかやかんで湯沸かしだと100度になってしまうので、3時間おきの必要な時に即70度のお湯が用意できるのはこれしかありません。また、お湯と冷水が両方作れるので、ミルクを作る時は必要なミルク量の70%くらいの量のお湯で粉ミルクを溶かし、その後冷水を加えてあげると即人肌適温のミルクが作れます。最初は冷水の事に気付かず、70度のお湯でミルクを作って水道水で冷ましていたので時間のロスでした。
ウォーターサーバは色んな会社がやっていますが、やっぱり赤ちゃんに飲ませる水の事なので、キャッシュバックのオマケとかアフィリエイトとかは二の次にして、水の出所が(個人的に安心だと判断した)サントリーのものにしました。

www.suntoryws.com

キャッシュバックやオマケ商品キャンペーンなどはありませんが、サントリーの天然水が届くので安心して使っています。サーバーの機能に関しては、お湯と冷水が出る機能にはまったく問題が無いのですが、1日1回1時間だけ衛生メンテナンスの為使えない時間帯があり、その時間帯が授乳の時間と被ってしまう時はあらかじめステンレスボトルの水筒にお湯を入れておいて対応をしました。衛生状態を保つ機能なので、こればっかりは仕方ありません。
ちなみにステンレスボトルは2本使っていて、一ヶ月検診で外出した時やそれ以降に買い物等に赤ちゃんを連れて出る時、ウォーターサーバのお湯と冷水をそれぞれに入れて持参しています。外出先でもすぐに適温のミルクが出来て便利です。お湯で作って冷ます手間が無いのはとても便利です。

ミルクを作って飲ませる哺乳瓶は、ピジョン母乳実感哺乳瓶ドクターベッタの哺乳瓶を検討しました。ピジョンのものを使いましたが、うちの子は特に乳首にこだわりもなく飲んでくれたので、この辺は好みで選んでよいかと思います。
ミルクも最初の一缶は病院で使われていたグリコのアイクレオを使い、二缶目からは明治のほほえみを使っています。ほほえみを選んだ理由は、たまひよのベビー用品イベントに行った時のブースでのプレゼンで、

  • 人間の赤ちゃんは動物と違って大きな頭・脳を持って生まれる
  • 人間の赤ちゃんの体はゆっくり成長するが、脳の大きさの成長は最初の数ヶ月で大人の脳に近いサイズに成長する
  • だから、乳児の段階で脳に良い栄養を与える事が重要と考え、開発した製品が「ほほえみ」である

と聞いたので変えてみました。ちなみにアイクレオの売りは、母乳に限りなく近い味、色、匂いなので、粉ミルクを嫌がる赤ちゃんにはおすすめです。うちの子はミルクにもこだわりが無かったのでほほえみにスイッチしました。
外出時に持ち歩いて使うミルクは、ミルクの分量に合わせて使えるほほえみらくらくキューブが使いやすいのでおすすめです。他のメーカーのスティックタイプは粉末なので、一回に一本使い切りに対して、ほほえみらくらくキューブは複数のブロックに固まっているので20ml単位で分けて使えます。一度に大量に飲めない乳児の時に重宝します。

明治 ほほえみ 2缶パック 800g×2缶

明治 ほほえみ 2缶パック 800g×2缶

哺乳瓶の消毒は、煮沸、ミルトン、電子レンジが主な方法でどれを選ぶかという問題がありますが、当初は一番安全で分かりやすい鍋で湯を沸かしての煮沸消毒をしていました。哺乳瓶は3本併用していたので、2〜3回の授乳に一回のタイミングで煮沸をしていましたが、

  • 大きい鍋がいる
  • 湯を沸かすのに結構時間がかかる
  • 2〜3回の授乳に1回でも面倒くさい

ので、ミルトンと電子レンジを試しました。サンプルでもらった2日分のミルトンを使いましたが、ミルトン消毒は結局1時間漬け置きする必要があり計画的に消毒しないと駄目で、今すぐ消毒した哺乳瓶が必要な時に準備が出来ない事と、薬品が赤ちゃんに与える影響の懸念もありサンプル試用だけで断念しました。
電子レンジ消毒はコンビやピジョンからケースが販売されていて、Amazonでベストセラーになっているコンビの物を買って使いました。

使ってみた感想は、なんでこれを最初から選ばなかったんだろう!でした。煮沸、ミルトン、電子レンジ消毒で一番楽なのは電子レンジ消毒でした。一度に3本まで消毒できるし、5分で消毒できるのでこれを選ばない手はありません。哺乳瓶消毒の方法で悩んでいるなら、実体験から電子レンジを強くおすすめします。

寝かしつけの時に超重宝したアイテムはバランスボールでした。 グズって寝ない赤ちゃんをあやす時、最初は抱っこして有るきながら揺すらないとなかなか寝ず、ちょっとでも椅子に座ったりするとすぐにグズり出すほど揺れに敏感でした。うちの子は自動車に乗るとすぐ寝る子だったので、割と自然な振動があると眠る子でした。赤ちゃんを抱っこしてバランスボールに座り、おしりで上下にバウンドする様な感じで自然な揺れをだしてあげるとグズっていてもコロッと寝てくれました。
立ってあやしていた頃は、小手先の揺れでは寝かけていてもすぐ目を覚まして、ずっと立ったままあやしていましたが、バランスボールを使いだしてからは楽に寝かせつけが出来るようになったのでまさに神アイテムでした。

また、寝かしつの時間に重宝したのがKindle Paperwhiteでした。
寝付いてくれるまで親の方は何気に手持ち無沙汰で、何もできない時間が過ぎてしまうのですが、この時間を利用して本を読むには電子書籍が一番です。片手で持てて軽い事が必須条件でした。8インチのKindleFireも試しましたが、重い。片手で使うには重い。カバー無しの素のkindle Paper whiteが一番です。家の中なのでwifiもあり、マンガを読むにしても読んだ本はすぐ消してダウンロードする使い方で問題なく、容量は少ないモデルでも大丈夫でした。この機会にジョジョガンダムオリジンを全読破 しました。片手で使える軽い端末が絶対条件です。今ならKindle Paperwhiteがセールで4000円ほど安くなっている様です。

Kindle Paperwhite、電子書籍リーダー、Wi-Fi 、ブラック

Kindle Paperwhite、電子書籍リーダー、Wi-Fi 、ブラック

最後にグッズでは無いですが、使って良かったサービスが宅食弁当。
最初の1ヶ月は自分で献立を考え、買い物に行き調理をしていたのですが、献立を考えるのも買い物に行くのも長期になるにつれ結構コストでした。妻の体調回復の為にも栄養価が高いものにしないといけないし、それでいて凝った料理は時間もかかってNG、料理はそこそこ出来ると自負していたのですが、昼と夜の献立を考えるのも一苦労でした。ましてや買い物に出るとなるとそれも時間がかかる事でした。
1ヶ月後の職場復帰予定のタイミングで宅食弁当をとる準備をして発注していたので、結果的に育休が延長できたので2ヶ月目は夕食のみワタミの宅食弁当にしました。
検討したのはコープの宅食とワタミの宅食で、ワタミの宅食は2つ以上注文すると割引が効くのでコープより若干安かったので最初に選びました。
予想では老人給食のイメージで、おかずや味も地味で薄いものなんだろうなーと思っていたのですが、そんな予想は裏切られ結構美味しかったです。一人暮らしの若者にも良いのでは?と思ったくらいです。お米(ごはん)の量が控えめなので、カロリー制限の無い若者はちょっと足りないかな?とは思うのですが、お米をまとめて炊いて冷凍して自分で追加すれば十分かと思います。
献立を考える、買い物に行く、調理する、洗い物をする、のコストをほぼ0に出来て、かつ、栄養のバランスも考えた食事が取れるので結構おすすめです。
ボリュームがほしい、老人向け宅食はちょっと...という人には、セブンイレブンの宅配弁当がおすすめです。

www.watami-takushoku.co.jp

そんなこんなで、平成最期の夏の終了とともに育休の終了もじわじわと近づいてきて、本当に復帰できるのか不安もありつつ、

育児で得た知見が誰かの参考になればよいなと思います。