Perlがくしゅう帳(Rubyも)

プログラミングの勉強会の参加記録や学んだことなど。 twitter ID : @tomcha_で活動しています。 最近は主にPerl関連の勉強会やコミュニティに参加しています。移転前のブログはこちら->http://ruby.doorblog.jp/

YAPC::Kyoto2023 コアスタッフとして参加しました

回想

 今、思い出すために色々調べてみると、YAPC::Kyotoのコアスタッフにinviteされたのは2019年5月16日でした。 この時のプライベートの状況は子供が0才、ハイハイは出来るけどまだ歩く事は出来ない状況でした。  仕事に育児にコミットしながらも、まあ、カンファレンスのコアスタッフは大阪でも経験していたし、何とかなると思っていた頃でした。 実際に、キックオフやミーティング後の飲み会も気軽に参加できていたと記憶しています。

 そしてコロナ禍に突入。  これからの将来、どうなるか誰にも想像つかない状況で、個人的には相当悲観的に考えていた時期でした。  YAPCを中止するのか、延期するのか、再開の見通しは、ワクチンや特効薬は開発されるのか、いつ頃なのか、、、、10年単位で元の生活には戻れないと感じていました。

 しかし、状況は時間の経過とともに少しずつ変わり、3年の時を経てコロナワクチン接収も行き渡り、新しい生活様式を模索して5月のGWも旅行者が増えた2022年5月末頃、再びコアスタッフの招集がかかりました。

 ただ、自分の生活環境は3年前とは既に変わっていて子供は3歳と2歳の2人になり、平日は仕事が終わって帰宅してからお風呂と寝かしつけ、土日は家事と子供の相手とプライベートの時間がほぼゼロの状況でした。正直、コミットできる時間はかなり限られてしまうし、何も出来なくて他のコアスタッフの皆さんに迷惑をかけてしまうのでは、、、と悩みましたが、せっかく知り合った皆さんとの縁を無下にしてしまうのも違うと思い、出来る範囲の事をやろうと割り切って再度コミットしました。

 他のメンバーに迷惑をかけない事を心掛け、開催準備期間はプライベート時間をフルに使ってPerl神社の旗、ボードやパネルの発注などを担当しました。しかしながら、あまり何も出来ずに個人的には消化不良な前準備となってしまいました。

 また、3月に入ってからは開催前日まであっという間に過ぎてしまい、資材発注関係の担当としては、デザインの入稿、確認、代金決済、納期のリミットがあっという間に迫ってきました。あらかじめ動けない日もある事を考慮して余裕をもったスケジュールを立てたつもりでしたが、結果的にはすべての発注が完了したのがギリギリのリミットでした。*1  また、何度もデータ修正をお願いする事となってしまい、デザインを担当してくださった id:mazco さんには色々ご迷惑をおかけしすみませんでした。そして、出来上がったデータを見る度に、こちらの想像をはるかに超える超良いデザインの制作物をありがとうございました。

前日・当日スタッフ業

 久しぶりのオフライン開催、前日は朝イチで会場入りする予定が、まさかの電車が人身事故で遅延という事態に。会場へ着いた時は id:azumakuniyuki さんが既に対応してくださっていて、久しぶりにお会いする挨拶する暇も無く資材を運んだり検品したり。集合時間が近づいてくるとコアスタッフ、ボランティアスタッフが徐々に集まりだし、懐かしい方々、今までオンラインでしかコミュニケーションをとった事がなかった方々が集まるについて気持ちが高まってきました。何か一つの目的の為に善意で人が集まって業務を進めるって何か良いよなーと。前準備で余り貢献出来なかった分、せめて現地の業務は全力を尽くそうと積極的に動きました。*2

 受付開始前は、受付へのノベルティの運搬や自分の発注担当したパネルや旗の設置の為、4階の資材置き場と1階アトリウムを何往復もしました。何往復もしましたが、特に疲れる事もなく、あとから土日の歩数をスマホで見てみると1日あたり13,000歩くらい、普段の通勤の時とさほど変わらない結果でした。

 日中は ”土俵部屋” で id:anatofuz さん、id:nhayato さん、 id:kaoru1615 さんと一緒に部屋番業務を。主に司会を担当しましたが、皆さん、的確に業務をこなされていて何の問題も無く、進行できたと思います。やはり、皆、積極的・自立的にやっていく気持ちで動く中で働くのはとても良い気持ちだと感じました。

やり残した事

 今回、開催準備期間中にキッズルームのアイデアが出てきたのですが、その時期が既に開催1ヶ月半くらい前で、予算面や準備時間の成約がかなり限られる中でどうすべきかを考える状況でした。自分の育児経験から、出来ない事を明確にしておかないと来場者の悪い体験につながるなと思ったので、かなり限定的な施策としました。このあたり次回は、入念に企画して、もっと良い環境が準備出来たら良いなと思いました。

コアスタッフ業

 YAPCのコアスタッフをすると、運営だったり、企画だったり、デザインだったり、配信だったり、発注事務だったり、色々なプロの匠の技を間近で見る事ができます。このすごい集合体の中に居るだけで、素晴らしい経験ができました。また、"YAPC"というイベントは帰る場所、ホームグラウンド、エネルギーをチャージできるお祭り、参加される皆さんが色々な想いを持たれている場所だと思います。その大切な場所は当たり前にある訳ではなく、誰かが熱い想いで守って持続しているからこそ継続できるものなのです。

 もし、少しでも"YAPC"って良いなー、少しでも一般参加者より、少しでも近付きたいなーと思ったなら、まだYAPC::Kyotoの熱が冷めやらぬ今こそ、次回YAPC::Hiroshimaではスタッフやってみるぞ!と心に決め、その情熱を少しでも長く持ち続けて欲しいなと思います。別にPerlを書いた事がなくても、エンジニアではなくても大丈夫、同じ方向を向いた熱い仲間達が歓迎してくれます!*3

*4

 最後になりましたが、コアスタッフの皆さん、ボランティアスタッフの皆さん、スポンサーの皆さん、JPAの皆さん、そしてとても大変な役割をしてくださった実行委員長 id:azumakuniyuki さん、実行副委員長 id:papix さん、ありがとうございました。

*1:発注先の製造業者もテレワークだった為、業務時間を少し過ぎたら連絡がとれなかったり、基本担当者以外に対応が出来ず、色んなタスクの督促メールを送っても返ってこなかった時は何も出来ない・進まないという場面に陥りがちでした。

*2:恐らくスタッフ陣の中で最年長のはず

*3:自分もエンジニアではありません!

*4:コアスタッフ業、仕事・家事・育児との両立が難しいところで、今回はかえって迷惑かけちゃったかなーと思っていたところ、懇親会でpapixさんに「Hiroshimaもよろしく」って言われてしまった。papixさんにそんなん言われたらやるしか無いやん!妻と子供に許可もらわなくては!