関西Ruby会議06にスタッフとして参加した
今回Organizerをされた@ogomさんと、hommachi.rbでの繋がりがあったので、関西Ruby会議のスタッフに参加させて頂きました。
オープンソース・ソフトウェア(OSS)は、色んな人の自主的なギブアンドテイクの正のスパイラルで成り立っていると思っていて、自分は本業の仕事はエンジニア・IT関連ではなく、技術的にOSSへ恩返しすることは出来ず、せめて体を使って少しでも恩返しできればなぁという思いがあり、今回手を挙げさせていただきました。
道案内と第二会場の見回りしかできず、極々微力でしたが、少しでもお役に立ててよかったと思っています。
開始前に路上で道案内を担当していた時の出来事。西中島南方をぼーっと眺めている時、ふと目を凝らすとそこには...
目の前をまつもとゆきひろさんが通って来られてびっくり! #kanrk06
— tomcha (@tomcha_) 2015, 7月 11
初Matzとの遭遇は、なんと路上でした。もうテンパッて軽く会釈するしか出来ませんでしたが、一気にテンションが上がりました。
さて、自分なりに関西Ruby会議06を振り返った出来事や心に引っかかった事を書きとめたいと思います。
まつもとゆきひろさんの基調講演。
- やりたい事に対する情熱、何をやりたいのかという想い、それを大切にする生き方。
- 「重要なのは『あなた』がHaapyかどうか。」
情熱って大事だなぁ #kanrk06
— tomcha (@tomcha_) 2015, 7月 11
非常に心に突き刺さりました。自分は非エンジニアなので、プログラミングに関わる時間が少ない反面、好きな事だけプログラミングできるというある意味幸せな立場である事を再認識しました。
smalruby
- ScrachのRuby版との事ですが、ブロックを積み上げて遊ぶ『子供モード』から、エディタでコードを書く『大人モード』への転換を、学習する子供のタイミングでシームレスにできる仕組みは素晴らしいアイデアだなーと思いました。小学生の頃、「こんにちはマイコン」を片手にBasicで遊んでた頃を思い出しました。やっぱり大事なことは、「プログラミングが好き」かどうか、ですね。
smalruby、秋に届くHello Rubyと一緒に姪にプレゼントしよう。 #kanrk06
— tomcha (@tomcha_) 2015, 7月 11
RspecとMinitestの話
- 今回、一番聞きたかった話でとても参考になりました。現在、RspecのQiita記事を読んだりしながらも、Testが書けない、書き方がよくわからない、と悶々と悩みがあったのですが、どうやら自分が今必要としているのは、多機能だけどDSLを覚えたり制約があるRspecより、Minitestを使うべきという気付きが得られました。もっと規模が大きく複雑なプログラムを書く時に新しくRspecを覚えるのがよさそうだと思いました。
- 心のなかで「テストのドヤ神様」と思っていた伊藤さんのトークは、想像通りドヤ感が溢れていました。
技術的には未熟なので、難しい話もありましたが、今回一番の思い出は、
Happu hacking!
matzさんにサインを書いてもらった!
— tomcha (@tomcha_) 2015, 7月 11
舞い上がってTypoしてるし・・・。
Happy Hackingの言葉を胸に、これからもプログラミングをEnjoyし続けようと、再確認出来た非常に有意義な1日でした。
スタッフの皆様、発表者の皆様、ありがとうございました。
さて、来月もエンジニアのお祭り
だ!!!
デバッグ時のお助けGemを作ってRubygemsに公開してみた
プログラムを書いて自分の思い通りに動かない時にこんな事やりません?
- 変数や配列などの値が何なのか、片っ端からprintしてみる
- if文や条件分岐などで、どこを通っているのか調べる為に、何かしらのprint文を埋め込んで、何処を通ったか可視化して調べてみる
- Rubyの場合、オブジェクトが何のクラスなのか、とりあえず puts hoge.class で出力して調べてみる
いわゆる、Printデバッグってやつですね。自分で作っているプログラムはそんなに大きくない事と、テスト駆動する程までもなかったり、そもそもテストの書き方もイマイチピンときていなかったり。
で、自分用にデバッグを助ける為に、ログを書き出すGemを作ってみました。
どんな事が出来るか
任意のログファイルを生成し、それに色んな値を書き出すクラスを作ってみました。 プログラムの冒頭部分でオブジェクトを生成します。引数には、書き出すログのファイルパスを指定します。
プログラム内の任意の場所で、
する事ができます。
色々思案したこと
bundlerを使ってGemを公開するまでの流れ
- bundleを使って、ひな形を作る
bundle gem gem_name --test
- libディレクトリの直下の.rbファイルに、moduleを定義し、中に目的のClass定義を書く。
- specディレクトリ直下に、spec_gem_name.rbファイルを作成し、テストを書く。
- gem_name.gemspecファイルを編集して、gemの内容等を英語で書く。編集内容はこんな感じ
- github用にREADME.mdも編集する。
- rake buildコマンドでビルドして
- rake installコマンドでローカル環境にインストールして動くか試す。
- Githubにpushする
- rake release でrubygems.orgに公開する
出来上がったGemは、rubygebs.org とGithubに上げてみました。
プログラミング言語C K&R著の演習問題を解答していく その7
C言語のバイブルと言われる、K&Rの「プログラミング言語C」を第一章から読み進めて演習問題を記録していく。
- 作者: B.W.カーニハン,D.M.リッチー,石田晴久
- 出版社/メーカー: 共立出版
- 発売日: 1989/06/15
- メディア: 単行本
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本を読んでコードを書いたのが全開ブログを書いた時期で、以降、Cに触れる期間が相当空いてしまって随分忘れてしまってる... 継続する事が大事ですね。
第4章
- 4-1 文字列の中のパターンマッチで、最も右側のインデックスを返す関数を書く。
- 4-2 文字列を浮動小数点型(float)に変換するコードを指数表記できるように改変。
- 4-4 みんな大好き逆ポーランド記法の電卓プログラムに、値の複製や2値の交換機能を追加する。
- 4-13 再帰を使って文字列を逆転させる関数。
- 4-14
defineを使ったマクロ機能を使うプログラム。いわゆる「置換」機能と理解。
第4章、関数の使い方を学ぶ章。 再帰は仕組みがすごく好きなのだけれど、うまく使う方法がいまいちマスターできていないので使い処を知りたい所存。
Perl鍋#6に参加して、Mouseを使ったオブジェクト指向の書き方とグランフロント大阪を満喫してきた
Perl鍋に参加しました
大阪でPerlをもくもくと書いて発表したり教え合う勉強会、Perl鍋#6に参加してきました。 この勉強会の主催者は、Perl入学式in大阪で講師もされている @nqounet さんです。 勉強会の位置づけは、Perl入学式でひと通り基礎を学んだその次のステップ、「自ら何かを作ってみよう」という趣旨だそうです。
会場はグランフロントの中にあるKnowledge Salonという会員制スペース、広くて綺麗で、飲食も可能な最高の空間でした。
最近はC言語とRubyを主に勉強していたので、Perlを書くのは久しぶりでした。 何を作るか、は始まってから考えようと
- 作者: 冨田尚樹,タナカユカリ
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を持参して行きました。 主催の @nqounet オブジェクト指向の設計が難しい云々といった雑談から、Perlで書くならMouseというモジュールが良いという話になり、PerlでMouseを使って基本的な書き方を試してみました。
書いた(試した)コード
Mouseは、
package Hoge; use Mouse; 1;
と書くだけで、Hogeクラスが定義できて、クラスの中で
has 'bar'=>();
と書くとプロパティ(インスタンス変数)、サブルーチンを書くことでメソッドが定義出来てしまいます。 今までは、Perlのオブジェクト指向といえば、blessを使って・・・と結構理解するまで難しかったイメージでしたが(過去のブログ記事)Mouseモジュールを使えば、簡単に実現出来ますね。とても簡単に。
継承だとかメソットのオーバーライド等を例にして、Perl入学式スタッフのクラスを定義し自己紹介をするコードを書いてみました。
Staff が大元のクラス、そこから継承させた派生クラスがPapixクラス、Azumaクラス、そしてPapixクラスから更に継承させたクラスがBoolfoolクラスです。ごく短いコードなので、読めばすぐに雰囲気がつかめるかと思います。
staff.pl
ファイルを実行すると、各クラスのインスタンスが自己紹介をします。
まとめ
今回参加して、初めてMouseのモジュールを使った事も勉強になりましたが、 @nqounet さんが作ったSlackのウェブフックも解説付きでコードを見せてもらい、こちらも新しい知見が得られました。evalを使ったエラートラップのイディオムとか、なるほどなーって感じでした。 また、普段書く機会が無いので、久しぶりにPerlオンリーの書く機会が出来たので良かったです。 普段、Perl書く機会が無いんだけどなーって方にオススメです。
大阪では、Perl入学式の次のステップとしての勉強会、Perl鍋やなにわPerlがあります。今年も開催していきますので、皆さん是非ご参加下さい。
プログラミング言語C K&R著の演習問題を解答していく その6
C言語のバイブルと言われる、K&Rの「プログラミング言語C」を第一章から読み進めて演習問題を記録していく。
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第3章
- 3-1 二分探索法の関数の中身を書き換える問題。if文を2回重ねて比較しているコードを1回のif文のコードに書き換える。(if文の工夫)
- 3-2 文字列の中の空白やタブを可視化した文字列に置き換えるコード(switch文を使って)。
- 3-3 文字列の中の省略形記号(a-zや0-9など)を展開させるコード(ループを使って)。
- 3-4 整数を文字列に変換するコード。2の補数での負数表現を使った場合、負数最小値は最左ビットを含めた数値表現になる為、負数取り扱い時に工夫が必要。
- 3-5 符号なし整数値を指定された進数表現に変換するプログラム。
- 3-6 桁数の指定も含めた整数を文字列に変換するプログラム。文字列が桁数に満たない時はブランク文字を使って右詰めにする。
実はずいぶん前に終えていた第3章。
問題文の読解が難しかったのと、3−4、3−5のテクニック的な部分は難しかったのでアンサーブックからヒントを得て自分なりのコードを書いてみた。
第4章は近日中に上げる予定です。
プログラミング言語C K&R著の演習問題を解答していく その5
C言語のバイブルと言われる、K&Rの「プログラミング言語C」を第一章から読み進めて演習問題を記録していく。
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第2章
2-1 問題文の意味がよくわからないのでパス。
2-2 1行の文字列を取得するfor文を、論理演算子を用いて書く。
- 2-3 16進数文字列を整数値に変換するコード。
- 2-4 文字列s1から、s2に含まれる文字を削除するコード。
- 2-5 文字列s1の中から、文字列s1がマッチした位置を返す。含まれていなかったら、-1を返す。
- 2-6 ビット(2進数の値)の一部を取得して入れ替える関数。
- 2-7 ビットの一部をビット反転する関数。
- 2-8 ビットの回転させる関数。回転とは右にシフトで押し出された値が左からシフトされる様子。
- 2-9 ビットの中の'1'の個数を数える関数。
最初、意味がさっぱり分からなくて解説をググって「x & (x - 1)の挙動」を目の当たりにして感動。 コードのアルゴリズムで感激したのは、フィボナッチ数を再帰で取得するコード以来。
- 2-10 大文字を小文字に変換するプログラム。if-else文を使わずに、? : 式を使って書く。
少しずつ進めて第2章が終了。 ビット演算のコードが面白かったのだけれど、実際には何処で活用すれば良いのだろうか。
プログラミング言語C K&R著の演習問題を解答していく その4
C言語のバイブルと言われる、K&Rの「プログラミング言語C」を第一章から読み進めて演習問題を記録していく。
- 作者: B.W.カーニハン,D.M.リッチー,石田晴久
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第1章
- 1-21 ブランク列をタブとスペースを組み合わせて最小数で構成しなおす関数
- 1-22 n文字目までの最後の非ブランク文字で改行するプログラム。
- 1-23 Cのソースからコメント文を除去するプログラム。ファイル読み込みはまだやっていないので、テキストはcat と | で受け取る事とする。
- 1-24 Cのソースから( )[ ]{ }が足りているか調べるプログラム。同じくテキストはcat と | で受け取る事とする。
テキスト処理に正規表現が使えないの、辛い。 とりあえず第1章はなんとか終了。